9月23日(月曜日) 晴れ

・8:00 チェックアウト&出発

7:30に起きた後、とりあえずチェックアウト。ホテルの隣にあったセブンイレブンで朝食を買い込みました。 当然スポーツ新聞も欠かせません。

最初の目的地は早来の社台SS だったのですが、 アグネスタキオンが見られるかどうかはっきりしないこと、門別まで行ってしまえば後の日程に余裕ができること、 ようやく使いこなせるようになってきたカーナビによると 門別にあるブリーダーズSS の見学開始時刻に間に合いそうだということから、 目的地を急遽ブリーダーズSS に変更しました。さあ出発。

・札幌→門別

起きてからあまり時間が経っていないこともあり、前日に比べて車中はやや静かでしたが、 そんな中、ユメケイバーズの御意見番(御意見班?)やまもとさんがアイドルについて物申していました。
「あゆ〜? それじゃじゃねーか」
「あややって何なんだよ。普通にあやでいいじゃねーか」
そうこうするうちに車は順調に門別に近づきます。カーナビによる当初の予定到着時刻は 10:35 でしたが、着いてみたらなんと 9:35。 言っておきますけど私はそれほど飛ばしていません。たぶん。

・9:40 白井牧場

時間が余ったからというわけではありませんが、去年残念ながら見ることのできなかったアドラーブルに会うべく 近くにある白井牧場に向かいました。 入口で芝刈りをしていたおじさんに尋ねると 「あっちの赤い屋根の厩舎に行って聞いてみて」 とのこと。 ずいぶん遠くにあるので車で向かおうとすると道の先を馬が放牧に連れていかれるところでした。 驚かせてはいけないので離れた後ろをノロノロと進んでいくと、その馬は割とすぐに放牧地に入れられました。 ああよかった。このまま馬の歩くスピードのままだったら大変でした。

さて、目的の赤い屋根の厩舎に着き、作業をしていたスタッフの方に尋ねてみると、さらに遠くにある別の厩舎へ行くように言われました。 これがまたずいぶん遠くにあります。

「白井牧場ってこんなに広かったのか」
「なんかたらい回しですね」 (←失礼)
などと言いながらようやく到着。

広い白井牧場

アドラーブルはそのすぐ前の放牧地にいました。栗毛のとてもきれいな馬でした。 毎年 POG で指名しているみつぐさん(アメリカ遠征中)はさぞかしうらやましがることでしょう。 アドラーブルは一緒に放牧されていた馬より立場が上のようで、 水飲みバケツを占拠し、自分が満足するまではその馬が近づいてきても追いはらっていました。 ううむ、オークス馬強し。やはり競馬は格か。

アドラーブル

・10:30 ブリーダーズスタリオンステーション

アドラーブルを見ているうちにちょうどいい時間になったので、白井牧場からブリーダーズSS へ移動します。 去年は検疫のために残念ながら見学できなかったのですが、今年はちゃんと見学できそうです。よかったよかった。 この日は祝日ということもあってか、駐車場には既にたくさんの人が集まっていました。

◆メモ: 空いていれば一般車も敷地内の駐車場に入れていいらしい。

主宰による力強い記帳の後、スタッフの説明を聞いてから見学開始です。 今年から種牡馬入りしたステイゴールドが見学者の中では一番人気だったようです。 隣が大型馬のタイキブリザードだったため、ステイゴールドの小柄ぶりが更に目立っていました。

タイキブリザード(手前)
ステイゴールド

私おおたんは社台SS から移ってきていたサッカーボーイがお目当てでした。 うおお、尾花栗毛大流星ですばらしくかっちょいい。 あと実は、ここにいるはずのスピードワールドも見たかったんだけど、残念ながら放牧はされていませんでした。

サッカーボーイ

マチカネタンホイザニホンピロウイナーなどのお馴染みの面々も元気そう。 そんな中、オフサイドトラップは自分のボロの匂いを嗅ぎまくっていました。 さすが天皇賞馬ともなると健康管理に気をつかうのでしょうか。

ニホンピロウイナー
オフサイドトラップ

ゆーたろさんご贔屓のアフリートは今年もおちゃめに尻を柵にこすりつけていました。 更にグイッポも連発。腹イタにならないといいんですが。

豪華なメンバーと広い敷地。ブリーダーズSS はいつ来ても「見学時間が足りないよ〜」となってしまいます。 贅沢言ってはいけないのはわかってるんですけど、せめてあと 15分でもあればなあと思います。

・門別→静内

ブリーダーズSS を後にした我々は一路静内に向かいます。 途中、道路と並行している日高本線の踏み切りが降りていたのを発見した鉄道班のやまもとさんのボルテージが一気に上がりましたが、 残念ながら列車を見ることはできませんでした。

・12:00 網元

さて、静内最初の目的地は毎年恒例寿司屋の「網元」。 料理が出てくるまでの間は親子3代天皇賞馬について語り合いました。 その結果 「ライアンがブライトの勝った年に出てしかも同着」 という意味不明な結論に落ち着きました。

毎度つい無口になってしまうカニ汁を堪能した後、会計をしようとしたうっちーさんがお店の人に話しかけられました。

「さっき気がついたんですが去年もいらしてましたよね」
「はい、毎年来てます
「どうもありがとうございます」
「来年も来ます」
ついに北の地の寿司屋で顔馴染みになったユメケイバーズ。世界征服にまた一歩近づきました。

◆メモ: 「次は RIN か」by うっちーさん

・13:30 ふるさと案内所

食後はふるさと案内所で今後の方針検討のための情報収集。 ここで去年大好評だったイーストスタッドに関して大変気になる情報が明らかになりました。
見学台ができたため見学時間が長くなりました』

「おいおい、見学台って何なんだ?」
「あのまったりとした素敵な時間はどうなるんだ?」

この一行の情報は次の日実際にイーストスタッドへ行くまで我々を苦しめ続けることになるのでした。

・14:20 ナリタブライアン記念館

早田牧場の朝日分場に行く前に CBスタッドにあるナリタブライアン記念館でユメケイバーズプレートを確認。 主宰の力強い筆跡は今年も健在でした。

ユメケイバーズプレート

・14:30 早田朝日分場 & CBスタッド

ユメケイバーズが一口持っているバウンドトゥダンス01(父 Benny the Dip)と 私が一口持っているノンダムールの01(父ブライアンズタイム)を見せてもらうために早田朝日分場へ。 CBスタッドから山の方へ少し行ったところありましたが、敷地は CBスタッドと接していました。

◆メモ: 朝日分場の入口はとても見落としがち。(実際見落としました)

さていよいよ愛馬とご対面、かと思ったらスタッフの方が

「その前にナリタブライアンのお墓にお参りしませんか?」
なーんだ、CBスタッドと隣接しているだけじゃなくてつながっていたんですね。

ナリタブライアンの墓は他にもあったリヴリアなどの 5頭のものと比べてひときわ大きなものでした。 馬は火葬にされるのが通常ですが、ナリタブライアンは特別に土葬されたと以前に聞いたことがあるのでそのためなのでしょう。

そして愛馬見学。オークス馬シルクプリマドンナの下のバウンドトゥダンス01からです。 スタッフの方によると割とおとなしいとのことでした。気性難は困るけど根性は必要だぞ。 それから伯父に Danzig がいるノンダムールの01。 去年えりもで見たおおたん家所有のシルクハンティングと同様、こちらもいじめられっこでした。 おーのー、もっと力強く育ってくれ。でもどちらもかわいいかったです。やはり愛馬はかわいい。

バウンドトゥダンス01
ノンダムール01

2頭を見た後、スタッフの方の計らいで CBスタッドを見学させてもらいました。 例年だとシルクの会員は 14:30 から 15:00 まで種牡馬の厩舎内を見学した後、 外に出て一般の見学者と一緒に外から見学ということだったんですけど、 今年は既に 15:00 を回っていたにもかかわらず中で見学させてもらいました。 外にいる一般見学者の 「中に誰かいるぞ」 などという声にちょっと優越感を感じていましたが、 ゆーたろさんは 「なんかこっぱずかしいなあ」 と言っていました。 ごもっともです。

CBスタッドの厩舎内で去年までと違っていたのは、馬房の一つを改造したシルク会員専用休憩室ができていたことでした。 冷蔵庫内のドリンクも飲み放題。いやー相変わらずシルク&早田牧場さんの会員サービスには脱帽です。

そんなこんなでゆっくりとブライアンズタイムなどを堪能(私はブライアンズタイム信者)していた最中、 突然誰かが厩舎内に入ってきました。 そちらを見るとそこには見覚えのあるお二人が。 なななんと早田社長夫妻ではありませんか。

「どうもお疲れ様です。早田でございます
「お父さん暗いから電気付けてあげなさいよ」
3年前のツアー時、早田の新冠支場でお会いした時にもびっくりしましたが、 まさか CBスタッドでお目にかかるとは思っていなかったので本当にたまげました。 我々たまげすぎて言葉が出ませんでした。かろうじて出たのはうっちーさんの 「本日はどうもありがとうございました」 だけ。

「それではごゆっくり見ていってください。今後ともよろしくお願いします」という丁寧な挨拶と共にご夫妻が去っていった後、

「あーなんで 『3年前に牧場でお会いしました』 って言えなかったんだろう」
(↑絶対覚えてないって ^^;)

「 『我々がユメケイバーズです』 って言えばよかったー」
(↑絶対知らないって ^^;;)

などと後悔に打ちひしがれたことは言うまでもありません。

ご夫妻が去ってからほどなくして、今度はスタッフのおじさんが一人登場しました。 このおじさんがまた親切な方で、青草でブライアンズタイムの顔を出させてくれたり、 マーベラスサンデーサニーブライアンビワタケヒデについても色々と説明してくれたり、 今の種牡馬事情についても丁寧に教えてくれたりしました。

ブライアンズタイム
ビワタケヒデ

そんなわけで例年とはまた違った格別の充実感と共に CBスタッドを後にしたのでした。

・16:00 小泉牧場

お目当てはスエヒロジョウオー。17:00 まで見学可能とのことでしたけど、もう馬たちを厩舎へ戻すところでした。 3人のおじさんが 1人で 6頭ぐらいずつ連れていきます。すごすぎる。 忙しそうなので恐縮しながら見ていると、 ぶっきらぼうだけど親切なおじさんが 「写真撮るのか」 といってスエヒロジョウオー親子を連れてきてくれました。 仔馬の父はフォーティーナイナーだそうです。応援しなければとつぶやくゆーたろさん。

スエヒロジョウオーと仔馬

・16:15 優駿スタリオンステーション

もう遅いと知りつつ寄った優駿SS。案の定誰もいませんでした。 駐車場で明日の作戦会議をした後、門別へ戻ることにしました。

・新冠→門別

門別に戻る車中、ゆーたろさんとうっちーさんと私が明日のイーストスタッドについて話をしている時、 昼間見ることができなかった電車が道の脇を通りました。 3人は間髪入れず 「やまもとさん電車電車電車!」。寝ていたやまもとさんは叩き起こされたのでした。 電車を確認した後、やまもとさんはポツリと言いました。
「電車じゃないけどね」
おお、確かにここはディーゼル路線でした。 じゃあ列車でしょうか? しかし 1輌編成で列をなしていないから列車とも言えないかも。 それとも汽車? それじゃなんか蒸気機関車みたいだ。うーむ鉄道道(?)は奥が深いです。

・17:00 ケンタッキーファーム

今年も来ましたケンタッキーファーム。 本来 5人ならコテージ 1棟で十分なんですけど、我々のツアーではそのような設定がないらしく、2棟に分かれます。 部屋割りは札幌と同じく A班と B班。

コテージ

・17:30 とねっこ湯

こちらも毎年恒例とねっこ湯。私は去年のスタンプラリーでゲットした無料券を使いました。

・19:00 焼肉RIN

さらに毎年恒例 焼き肉 RIN。 隣の席の連中がスプリンターズS の話を熱く語っていました。彼らも牧場めぐりなのでしょうか。 そういえば、この地域はみなさん早寝早起きなのか客の引きが早いです。20:00過ぎには我々だけになりました。 しかしそんなことはお構いなしに競馬の話題で盛り上がるユメケイバーズ。 そんな中、店の脇の踏切を列車が通った時にやまもとさんがたいそう喜んでいました。

◆メモ: 来年は激辛冷めんを食べましょう。(うっちーさん)

・21:30 宿で宴会

ここでも話題は競馬と明日のプラン。買い出しの時にセーブしたせいか、つまみがあっという間になくなりました。 天気予報によると明日はあまり天気が良くなさそう。なんとか持ちこたえてほしい。 23:30 ごろ就寝。

◆個人メモ: PHS は使えない。 電話線で 0077 は使えるが 0発信の後に少し間が必要。


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